かつて我が国の農山漁村には、雑木林(照葉樹の森)と川や海が結びついた里山の暮らしが日常空間としてみられました。また都市部においても、そのような環境が都市近郊や街なかに容易にえられました。そこには物質的豊かさよりも、心の豊かさとしての環境(癒し)がありました。この環境を再構築することが、地域システムや地域創生にとって必要不可欠なのです。この心の癒しと地域包括ケアの立場から編んだのが本書です。(あとがきより)