「道後湯築城跡を守る県民の会」の遺跡保存運動は学問的研究と市民運動が理想的な形で結びつき、城跡の保存、国史跡の指定等々大きな成果を収めた。それは同時に城跡より甦る研究成果を市民と共有する試みでもあった。その講座をもとに湯築城と中世伊予の歴史を繙く。