「退屈老人」ではない、「退職老人」である。
退職後の人生に船出した、仕事人間であった海洋学者の日記、その続編。退屈することなく退職後の一年が過ぎ、安堵のうちに二年目に入った著者を、新型コロナウイルス・パンデミックが襲う。予想もしなかったコロナ禍のなか、新たな対応に迫られる退職老人の二年目・三年目を綴る。