今治空襲で大きな被害を受けた母校の前身、今治明徳高等女学校の戦災記録発掘を皮切りに次々と深まり広がっていった高校生たちの平和学習教育が、かつて例を見ない詳細さで愛媛全体の空襲をつまびらかにした。
三年間の聞き取り調査の蓄積をもとに、米国立公文書館より持ち帰った米軍の対日作戦資料を検証して、日米両面からの空襲の実態に迫る。