好評・文庫判百句シリーズの7冊目。
敗戦に至る戦場を、新時代を迎えた戦後を、斬新な手法で鮮やかに描いた新興俳句の旗手・富沢赤黄男の100句を読む。
赤黄男が他界して50年が過ぎている。残念ながら赤黄男を読む手軽なテキストが今はない。この本がとりあえずは赤黄男の世界に人々を導くガイドになれば、と編者は願っている。 (あとがきより)