昭和20年代の松山平野に生まれ、高度経済成長による暮らしの激変の進行と共に成長してきた、かつての二人の少年が、この世代の人ならだれもが共有している時間を振り返る。昭和30年代の庶民の暮しや子どもの遊びなどを現代と対比させつつ味わい深いエッセーとユーモラスな絵で綴る今様絵草紙。