漱石の「こころの病」は創造的な行為と密接な関係があった。精神科医である著者は漱石の生涯を『夢十夜』を中心に考察、こころの病を生きることの意味を論じ、漱石の抱えた問題は、現代に重なる今なお新しい問題であると説く。