高浜虚子が没して50年。近代俳句を代表する虚子の俳句が我々に残したものは大きい。今、 改めて、その豊かさを知る珠玉の115句を読む。「風が吹く仏来給ふけはひあり」から絶筆の「独り句の推敲をして遅き日を」までの、虚子の代表句を鑑賞、また、「水の力」「虚子の推敲」「主宰の役割」の3編のエッセイも収録。