日本の抽象彫刻の黎明期(1950~60年代)、彫刻家・森堯茂は気鋭の作家として活躍した。
その時代に注目を集めた作品を県内で初公開した久万美術館の企画展「造形思考の軌跡 森堯茂 彫刻の70年」(2008年10月~11月)のカタログ。
70年間の制作活動を俯瞰しながら、筆者7人(再録を含む)が作家論、時代背景、作品論を連動させて、「造形思考の軌跡」を浮かび上がらせた本格的な作品論集。