新進気鋭の俳人であり俳句文学研究家でもあるわたなべじゅんこの第3句集。
第2句集『seventh_heaven@(セヴンス ヘヴン アット)』との合わせ鏡のような構成で、
「未練などないなら笑え冷蔵庫」
「かば一頭お届け完了秋の昼」
「あら大変ねこがくわえてきた銀河」
「秋深し餃子を二十個宇宙軒」 等、
言葉の原初的な光景を詠んだ200句を収める。