句集名『木の精』は、ククノチと読む。古事記等に記されている「木の神」のことである。本書は、山を歩きその世界に魅了され、大自然から戴く感動や景色を詠むことをこよなく楽しむ著者の第一句集。山の句を主眼に置きながら、日常をテーマ別に編み四部構成とし、自分の感動や様々な思いを刻む。