東京都小金井にある・南豫明倫館は再建されて今年で50年になる。本誌はその詳細な館史。南予出身者の教育拠点にと、この施設を支えてきた人々の情熱を伝え、「教育とは何か」を問いかける。登場する人々は1500人。前史関連を除いて資料が乏しいため60人から聞き取り、3年余りをかけて執筆。寮生の暮らしの変遷も盛り込み、館史の枠を超えた読み物としての魅力も備える。